〜 OB会親睦日帰り旅行 〜
2011年11月26日(土)
紅葉の比企路めぐり

 去る10月20日(土)、快晴の天気の下、中大父母連絡会埼玉県支部OB会の年1回の日帰り旅行が行われました。
 当初は埼玉県東部から都内へ流れる首都圏外郭放水路の見学を考えていましたが、土日の見学は難しいことが判り、今回の計画に見直しを行いました。幹事さんのご努力に敬意を表します。

 以下に当日の様子をご紹介しますので、ご覧下さい。


【見沼自然公園「井澤弥惣兵衛像」の前で記念撮影】


 午前8時40分、総勢22名のメンバーが大宮ソニック裏の通りに集合し小型バスで移動です。今回は、「見沼たんぼ地域ガイドクラブ」のガイドさん(2名)もバスに同乗し、一日案内して頂きました。

     
. 【挨拶される安澤会長】                【引率係のS副会長】  .

     
. 【幹事さんが行程の説明】                【ガイドのお二人】    .

 (下線が引かれた観光先をクリックするとそれぞれのページへリンクします)
 大宮ソニックを出発し、最初に向かったのは、
大宮盆栽美術館です。学芸員さんに盆栽の歴史や鑑賞方法を説明して頂き、興味深く鑑賞することができました。参加者の的を射た質問に学芸員さんの説明にも熱が入り、いつもなら30分程度のところを1時間近く説明して頂きました。当美術館が一億円で購入したとされる盆栽は補修中とのことで一般公開されていなかったのが残念でした。

     
.  【入口に向う参加者】                【ロビーで説明を待つ間】
.                               
 ※写真撮影は、ロビーと屋外の一部のみOK
.                            
ため、館内の写真はありません。

 大宮盆栽美術館の次に向かったのは、見沼くらしっく館です。ここは加田屋新田を開発した坂東家の旧宅で、平成4年まで実際に使われていた建物をほぼ同位置に復原した、木造平屋建て、寄棟造り茅葺の建物です。ここでも学芸員さんに説明して頂き、その学芸員さん本人が発見したという百両相当の一分銀や、床面積87坪の立派な建物を興味深く見学しました。

     
【坂東家旧宅前に集合する参加者】          【百両相当の一分銀(中央)】  .

 次に向ったのは、見沼自然公園です。見沼開拓に尽力した井澤弥惣兵衛の像の前で全員で記念撮影した後、更に移動し、大門宿本陣表門と脇本陣表門を見学してから、昼食場所の日本料理「ふじ」に到着しました。ここは皇太子殿下が通船掘を訪ねられた時にお休みになられたお店で、和定食を頂きました。しかしここでハプニングがありました。事前の注文時に人数が間違って伝わっていたようで、25人分のはずが、15人分しか用意されていなかったのです。しかし、お店が素早く対応してくれたお陰で、部屋に入れなかった3名は別の席で食べることとなりましたが、時間はそれほど遅れることなく、午後の行程への影響もありませんでした。

     
【井澤弥惣兵衛の像】                 【別席になった三人】

 昼食の後は、日本料理「ふじ」のすぐ入口脇にある「木曽呂の富士塚」の前でガイドさんから、見沼通船掘周辺散策の概要と、皇太子殿下が記念植樹された「梓(あずさ)」の木に関連して皇族の「お印の木」の説明など聞いてから、散策に出掛けました。散策は通船掘、鈴木家住宅、見沼通船掘公園の順に見て回りました。見沼通船掘公園は「日本の歴史公園百選」に選ばれているそうで、竹林が綺麗でした。

     
【富士塚に登る参加者】                【鈴木家住宅前にて】 .

 旅行も終盤に入り、見沼通船掘公園を後にしてバスで向ったのは、二代将軍徳川秀忠の第四子幸松丸の養育にあたった、武田信玄の息女見性院の墓がある、清泰寺です。ここでもガイドさんから、見性院について丁寧に説明して頂き、理解を深めることが出来ました。庚申塔351基が一箇所に垣根のように並んでいました。※庚申塔の写真を撮り忘れました!ゴメンナサイ(筆者)

     
.    【清泰寺】                   【見性院の墓の前にて】

 最後に訪ねたのは、山門に左甚五郎作と伝えられる龍の彫刻がある国昌寺です。この龍はもと見沼に住んでいて作物を荒らしたので、日光から帰る途中の左甚五郎に龍を彫ってもらい、釘付けにして門に納めたという伝説があるそうです。

     
 【山門前で説明を聞く参加者】            【欄間に彫られた龍の彫刻】 .

 国昌寺を出る頃は夕方となり、遠く、さいたま新都心のビル郡が黄昏色に染まっていました。大宮ソニックに着いた時はすっかり暗くなっていました。

     
. 【黄昏色のさいたま新都心】            【バスを降り帰途に着く参加者】

     

 今回は、一日中ガイドさんに付いて頂き、行く先々で詳しい説明が聞けて、見沼田んぼ地域の理解を大いに深めることが出来ました。幹事さんの入念な事前準備がなければ、それも出来なかった訳ですので、今回も幹事さんに大感謝です。楽しい一日を過ごさせて頂き、有難うございました!
 次回もよろしくお願い致しま〜す!

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