去る4月13日(土)、横浜市にあるJパワー磯子火力発電所(主燃料:石炭、出力120万kW)の2回目の見学行事を実施しました。2月に1回目を実施しましたが、その時、暖かくなってから参加したいという方のため今回2回目を実施したもので、8名の方が参加されました。この日もとても良い天気で、発電所屋上から見た横浜港(根岸湾)の景色と富士山にみんな大喜びでした。
以下に、当日の様子をご紹介しますので、ご覧下さい。
【発電所の屋上で記念撮影】
※後方に富士山が見えていましたが、残念ながら写真には写りませんでした。
【PR館見学の様子】
根岸線磯子駅改札に9時25分集合としていましたが、時間が近づいても1名の方が到着しないので、どうしたのかな?と思っていたらメールが入り、勘違いして鶴見駅で電車を降りてしまったとのこと。改札近くのお店でコーヒーを飲みながら待つこと約15分。予定の8名全員揃ってからタクシーで発電所へ向かいました。
見学予定時刻は10時からとなっていたので、遅れるかもしれない、と事前に電話を入れておきましたが、9時55分には発電所に到着し、10時からの見学に滑り込みセーフでした。
今回の説明者は、前回補助でついてくれたベテランのTさんで、PR館会議室でのPR動画視聴から始まり、PR館内の模型や写真を見ながら、燃料である石炭の運搬方法や消費量の話、また、どうやって燃やしてどうやって電気にするのか、といった仕組みを分かりやすく説明して頂いたので、みんなとても興味深く聞くことが出来、また理解が深まったようでした。特に、展示されている巨大な石炭の塊(約130kg)が一瞬で燃えてしまうとか、貯炭サイロが脇に置いてある人間の模型と比べていかに大きいか(高さ約100m)、といったところでみんな驚いていました。
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【発電所見学の様子】
その後PR館を出て、いよいよ発電所の中の見学です。見学ルートは前回2月に見せて頂いた時と同じで、最初にエレベータでタービンと発電機を見下ろせるフロアまで上がり、1号機と2号機の2台のタービンと発電機を上から眺めました。前回来た時は気が付きませんでしたが、1号機(手前側)と2号機(奥側)はタービンと発電機の配置が面対称になっているとの説明があり、言われて初めて気が付きました。
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その後、エレベータで更に上の階へ上がり、発電所建設中の写真などが展示されている廊下で、煙突が三渓園から見て細く見えるように設計した話とか、ボイラの中のチューブは全部を1本につなぐと4百数十キロの長さになり東京から名古屋を越えて大垣辺りまで届くなど、分かりやすい説明にみんな驚くとともに納得顔で聞き入っていました。その廊下を通って、発電所を運転する中央制御室を見下ろせるところへ行きました。前回2月に来た時は2号機の作業の関係で沢山の人がいましたが、今回は少ない人数で、後ろの壁に掛けられた旧発電所時代の写真に写った運転員の人数との差にみんな驚いていました。
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中央制御室を上から見た後はボイラー建屋へ移動し、エレベータに乗って最上階(地上約100m)まで上がり、屋上へ出ました。前回同様にこの日も天気が良くて、屋上からは眼下の横浜港(根岸湾)から遠く房総半島が眺められ、西側は富士山も少し霞んでいましたが眺めることが出来ました。素晴らしい景色にみんな盛んにスマホで写真を撮っていました。全員で記念撮影してから、1階(地上)に下り、排煙を処理する装置を見上げながら発電所玄関まで戻り、来た道を通って最初に入ったPR館に向かいました。遅咲きの桜がまだ少し残っていました。PR館に戻ってから帰りのタクシーを呼んでもらい、待っている間にお土産の石炭灰を加工した肥料の説明などして頂きました。
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見学後は、タクシーで根岸駅まで戻って解散しました。昨年度入会された5名の方は、昼食後も異人館や赤レンガ倉庫などを観光されたようです。筆者を含む残り3名は、中華街で昼食を食べた後、それぞれ帰途につきました。